今回はせどりで商品を仕入れる際に重要となってくる4つの要素について書いていきます。
せどりは「商品を安く仕入れて高く売って利益を出す」というビジネスですので、まず仕入れることから始まります。
では、商品を仕入れるに際に「どの商品が利益が出る商品なのか」は、どうすれば分かるのでしょうか?
目の前の商品が利益の取れる商品かどうかをどうやって判断していけばいいのか?その判断基準となる要素を解説しますね。
この記事の目次
商品を仕入れる際の判断基準となる要素
基準1:商品の最安値
商品が利益が出る可能性があるかどうか?それを判断するための重要な要素の1つ目は、「商品の最安値」になります。
これは当たり前ですが、安く売られている商品を同じ場所で高く出品しても、わざわざ高いものを買う人はいません。
なので、利益を出すためには、その商品が仕入値よりも高く売られている必要があるのです。
商品は基本的に一番安いものから売れるので、商品の「最安値」を知ることが重要なわけです。
商品の最安値が仕入値よりも高い場合、その商品は利益が出る可能性があります。
でも、最安値を知るだけでは不十分です。
たまに、「利益が出るかどうかなんて、検索ツールで最安値を見たらすぐ分かるんじゃない?」という風に言う人がいますが、そんな考えはとても危険です。
なぜなら、アマゾンでいくら高く売られていても、それが実際に売れているとは限らないからです。
たとえば、ある人が、
「他に出品者がいないから、適当に高い値段をつけて出品しちゃえ!」
と、本来なら2,000円くらいの相場の商品を、2万円で出品したとします。
その商品は当然売れませんよね。高すぎるから。
で、たまたまそんなことを知らずに、それと同じ商品をあなたがブックオフで見つけ、検索ツールで調べてみたところ、なんと!最安値が2万円と表示されるではありませんか!
ブックオフでの売値は2,000円です。
このとき、もしあなたが先ほど書いたような
「最安値を見れば分かるんじゃないの?」
という判断基準しか持っていなかった場合、喜んでその商品を購入してしまいますよね?
で、嬉々としてお家に帰り、2万円に近い価格で出品!
利益額を計算してついつい顔がニヤけてしまいます。
しかし、いつまで経っても売れない…。
ちょっと値段が高すぎたのか?と、値段を1万5千円くらいにしてみます。
でも売れない!
そうこうしているうちにライバル出品者も増え、どんどん価格競争に…。
最終的には赤字。ということになってしまいます。
では、なぜこうなってしまったのでしょうか?
基準2:商品の実際の相場
上記のような例で赤字になってしまう原因は、その商品が実際にいくらで売れているのか?という情報を知らないために起こります。
今回のような場合
・実際に2万円で商品が売れたのか?
・2,000円で仕入れて利益が出る額で実際にその商品が売れているのか?
という情報が分からなかったために、悲惨な結果になってしまうわけです
つまり重要な判断基準には、「商品の実際の相場」という要素も挙げられます。
でも、それでもまだ十分ではありません。
最安値もOK、利益の出る値段で実際に売れたことがある!
あと足りないのは何か??
それは…
どれくらいの頻度で売れているか?です。
基準3:商品の売れている頻度
いくら利益の出る価格で売れているからと言って、1年に1個売れるかどうかの商品を仕入れると、売れるまでに恐ろしい時間がかかります。
相場というのは時間と共に変化するので、売れるまでの間に相場が下落する可能性もありますし、何より売れないということは資金の回転が悪くなるということですので、これは避ける必要があります。
なので、仕入の判断基準の重要要素として、「商品の売れている頻度」ということが挙げられます。
実際に利益が出る価格で売れている実績があり、なおかつ、ある程度の頻度で売れている。そういう商品が理想なわけです。
でも、ちょっと待った!!!
実はまだそれでも十分ではありません。
基準4:商品の出品者数
上記のような理想的な商品を見つけても、赤字になる可能性が高い商品もあります。
それは…
出品者数が多い商品です。
利益が出る価格で出品されていて、なおかつ頻繁にその価格で売れている、よし完璧!と思うかもしれませんが、そのように考える人は他にも沢山いるんです。
つまり、同じ商品を見つけた人は、同じように商品を仕入れ、同じように出品する。
出品者は早く売りたいため、最安値をつけて出品していきます。
そうなると価格の競争に陥って、気が付くと相場が暴落ということもよくあります。
なので、出品者数が極端に多くないか?これから出品者数が増えそうか、減りそうか?という「商品の出品者数」も重要な判断基準になります。
判断基準には細かいところを挙げれば、まだまだ複数の要素が存在しますが、基本的にはこの4つの要素が重要です。
ちょっとまとめてみましょう。
商品を仕入れる際の判断基準となる要素のまとめ
- 商品の最安値
- 商品の実際の相場
- 商品の売れている頻度
- 商品の出品者数
この4つの要素を満たす商品、つまり
最安値が利益の出る額であり、頻繁に売れていて出品者数もそれほど多くない商品。
というふうにまとめることができます。
そういう商品が利益を出せる商品になります。
この4つの要素は必ずしっかりと頭に入れてくださいね。
で、この4つの要素を確認するにはどうすればいいか?ということについても解説しておきます。
4つの要素の確認方法
① 商品の最安値
こちらは簡単です、アマゾンを見たら一発です。
② 商品の実際の相場
こちらはMONORATE(モノレート)というサイトが役に立ちます。
MONORATEを利用すれば、商品の実際の相場を把握することができます。
③商品の売れている頻度
こちらもMONORATEで知ることができます。
④商品の出品者数
こちらはアマゾンでもMONORATEでもわかります。
ここで超重要なアドバイス!
上記の4つの判断要素のうち、
②商品の実際の相場
③商品の売れている頻度
の2つを、ある程度簡単に判断できる方法があります。
それは、商品の「アマゾンランキング」を見ることです。
アマゾンランキングは、アマゾンの商品詳細ページで見ることができます。
アマゾンのランキングは、商品が売れればランキングが上がり、売れないとランキングが下がります。
なのでランキングを見るだけで、ある程度売れているかどうかが分かるのです!
つまりランキングが良ければ、適正な価格で販売されていて、しかも商品がある程度頻繁に売れているということになります。
最安値の価格が利益の出る価格か調べて、その中からランキングが良い商品だけをピックアップし、リスクを最小限に抑えるために、最後にMONORATEで詳しく調べる。
という流れで商品検索を行えば、とても効率良く商品を仕入れることが出来ます。
以上のことを踏まえて、最後に簡単にまとめておきますと、
商品を仕入れる際には、
■最安値
■ランキング
■出品者数
という商品の情報を取得し、最後にMONORATEで最終確認をする。
この流れが最強のパターンです!
で、最安値・ランキング・出品者数などを、わざわざアマゾンで一つずつ調べていては恐ろしく時間がかかってしまいます。
なので、せどりで仕入の際には「検索ツール」を使用します。
検索ツールって何?って人はこちらを参考にしてくださいせどりで使用する「検索ツール」とは何か?
ただ、使用する検索ツールは、最安値、ランキング、出品者数というデータを取得できるツールじゃないといけません。
そこで、僕がお勧めするのは「せどりすと」という検索ツールです。
せどりすとは無料で使える検索ツールですが、そこらへんの有料のものより遥かに優れています。
初心者はまず「せどりすと」から始めてみてください。
以前、せどりすとの使い方を詳しく解説しましたので、そちらの記事も参考にしてください。
ただ、せどりすとはiphone用で、Androidでは使用できません。
なのでAndroidを使用している方は、せどりすとのAndroid版「せどろいど」をお勧めします。