今回は無料で出来るSEO対策・方法について超本気で記事を書くことにしました。
僕は本業の方でWebクリエイターとして主に制作活動をしていますが、SEO施策の責任者としての役割も担っております。
そんで、日々色々なサイト運営者やWeb担当者と会話する中で、まだまだSEOに対するリテラシーが著しく低い人が多いなと感じたので、そーゆう人たちに向けてちょっと本気出してSEOに関する記事を書こう!
と決心して書いてみました。
めちゃめちゃ長い記事になってしまいましたが、この記事をSEO対策のチェックリストとして活用したり、少しでもお役に立てますと嬉しいです。
この記事の目次
SEOとは
SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、日本語で言うと「検索エンジン最適化」という意味です。
検索エンジンとはインターネット上のデータを検索するためのプログラムなどのことで、有名なものはGoogleやYahooなどがあります。
検索エンジンの最適化とは、ネット上に存在するWebサイトが、検索結果としてより多く露出するように最適化(チューニング)していく作業です。
つまり、SEOとは検索結果により上位に表示されるための施策・作業ということになります。
本来、SEOには「最適化(対策)」という言葉も含まれているため、SEO対策という言葉の使い方は厳密にはおかしいのですが、多くの人がそういう使い方をしていますので、敢えて「SEO対策」という言葉を使用していきます。
SEO対策で上位表示されることの重要性
インターネットのほとんどのユーザーが、検索エンジンでキーワード検索をして、結果として表示されたサイトにアクセスします。
検索結果として表示された数多くのサイトのうち、ほとんどの人が1ページ目に表示されたページ中からアクセスするサイトを選択し、2ページ目以降を見る人の割合はたったの20%程度だという調査結果があります。
※アンケートサイト「みんなの声」による2014年に行われた調査結果。
また、古いデータになりますが、米IDCによる調査結果では、2ページ目を見る人の割合は5%程度だという結果もあるそうです。
現在、主要な検索エンジンの検索結果の1ページに表示されるサイト数は10サイトですので、実質、上位10位以内に入らないと、ほとんどサイトへアクセスが来ないことになってします。
※もちろん。キーワードなどによって、10位以降でもアクセスがある場合もありますので、一概に決めつけることはできませんが、ほとんどの場合はこれに当てはまると思われます。
このような状況から、検索結果の上位(特に10位以内)に表示されることは非常に重要であり、そのためにSEO対策を行うことが効果的なのです。
検索結果はどうやって決まるのか?
検索結果にどのサイトをどの順番で表示させるかを決定しているのは検索エンジンです。
現在、日本のインターネットユーザーは、検索エンジンとしてGoogleとYahooを使用している人がほとんどですが、GoogleもYahooの両社とも、検索システムにGoogleが開発したプログラムを使用していますので、実際にサイトの順位決定権を持っているのはGoogleということになります。
では、Googleは何を基準に検索順位を決めているのでしょうか?
それを理解するためには、まずはGoogleの目的を知る必要があります。
Googleの目的
さて、突然ですが、ここで質問です。
Googleはそもそもなぜ検索エンジンというシステムを無償で多くの人に提供しているのでしょうか?
分かりましたか?
Googleが検索エンジンを提供している理由は…
「広告収入を得るため」です。
自社の検索システムを多くの人が利用してくれれば、そこに広告を出したいという企業を集めることが出来ます。
実際、検索エンジンでキーワード検索をすると、そのキーワードに連動した広告が表示されるようになります。
おそらく多くの人がこのような広告を見たことがあると思います。
Googleの莫大な収益の90%以上が、この検索連動型の広告収入となっていますので、Googleにとってこのシステムはとても重要なものです。
Googleは広告を出稿したい企業を沢山集めるためには、多くの人に検索エンジンを使用してもらう必要があります。
多くの人が利用する検索エンジンとはどういうものでしょうか?
自分が検索する立場で考えてみると、検索結果にゴミみたいな役に立たないサイトしか表示しない検索エンジンは絶対使用しないですよね。
利用するなら、自分の求める情報を的確に表示してくれる検索エンジンを利用したいですね。
つまり、多くの人に利用される検索エンジンとは、「検索する人にとって価値のある情報を提供してくれる検索エンジン」ということになります。
そのためGoogleは検索結果にユーザーの役に立たないサイトを表示するわけにはいかず、ユーザーにとって役に立つサイトを表示するために、日々莫大なサイトたちをチェックし点数をつけているのです。
さて、Googleの目的が分かったところで、どのように順位(点数)づけをしているのかを見ていきましょう。
順位をつけるためのプログラム(アルゴリズム)
ユーザーに役に立つサイトを表示するためにチェックすると言っても、インターネットの世界には莫大な数のサイトがありますので、とてもじゃないけど人間によるチェックはできません。
そこでGoogleはロボットにサイトをチェックしてもらうためのプログラム(アルゴリズム)を開発し、そのプログラムが自動で点数づけを行っているのです。
※人間によるチェックが入ることもあります。
ロボットは
- ○○だったら加点。
- ○○だっだら減点。
というようにあらかじめ決められた基準に沿って、ロボットが点数をチェックしていきますが、この基準は多岐にわたる上に非常に複雑であり、さらにGoogleはこの基準を一部しか公開していませんので明確な基準はGoogle以外の人が知ることは出来ません。
順位づけの基準を全て明確に知ることはできませんが、Googleによって公表されている情報や、その他の企業や個人の莫大な数の検証による結果、順位づけには大きく分けて2つの要因があることが分かりました。
2つの要因とは「内部要因」と「外部要因」です。
「内部要因」とはチェックの対象となるサイトの内部に関わる要因で、「外部要因」とはサイトの外部に関わる要因です。
ざっくり説明すると、自分のサイトの中身によってつけられる点数(内分要因)と、他のサイトなど自分のサイト外からの評価などによってつけれらる点数(外部要因)という2つの項目に分かれるよ!ということです。
検索結果の順位づけの要因として2つの要因があるということは、SEO対策では2つの要因それぞれに対しての施策・対策が存在することになり、「内部要因」による点数づけに対応するのが「内部対策」、「外部要因」による点数づけに対応するのが「外部対策」になります。
それぞれ詳しく解説していきます。
内部対策
SEOの内部対策は、サイトの中身に関する施策・作業となり、重要なものは主に以下の項目が挙げられます。
- 質の高いコンテンツ(記事)を提供する
- HTMLの最適化
- サイトの表示速度の最適化
- 内部リンクの最適化
- 外部リンク
それでは一つずつ詳しく解説していきます。
質の高いコンテンツ(記事)を提供する
現在のSEOにおいて一番効果があるのは、「質の高いコンテンツを提供する」ことです。
さきほどの「Googleの目的」を考えれば当然のことですね。
正直、質の高いコンテンツを提供していれば、他のSEO対策を施していなくても自然にサイトの評価は上がっていき、それに伴って検索順位も上がっていきます。
逆に、質の低いコンテンツを無理やりSEOのテクニックによって上位表示させようとしても、一時的には上位に表示されることがあるかもしれませんが、最終的にはほぼ間違いなく検索順位は下がります。
ですので、これ以降に解説していくSEOの対策は、あくまでも「質の高いコンテンツを提供している」ということを前提に解説していきます。
「質の高いコンテンツの提供なしにSEOならず」
これは一番重要なことですのでしっかりと理解してください。
質の高いコンテンツとは
質の高いコンテンツを提供すると言いましたが、ではどんなコンテンツが「質が高いコンテンツ」と言えるでしょうか?
質の高いコンテンツを理解するには、質が低い(価値がない)とされるコンテンツを考えてみると分かりやすそうです。
Googleのガイドラインによると、質の低いコンテンツとは主に以下の項目が挙げられるようです。
- 自動で生成されたコンテンツ
- 内容が薄い
- 他の人のコピーやどこにでもある
なるほど、これは確かに価値が低そうですね。
質の低いコンテンツが分かったので、これと逆のことをすれば、質の高いコンテンツを作ることが出来そうですね。
つまり
- 人によって作られたコンテンツ
- 内容が濃い(ユーザーにとって役に立つ)
- 他にないオリジナルな記事
というコンテンツが質の高い価値のあるコンテンツとなりそうです。
また、情報やコンテンツは時間と共に劣化するので、上記の項目に加え、
鮮度の高いコンテンツ(更新されるコンテンツ)
という項目も評価の対象となるようです。
サイトのボリューム
SEOにおいて、サイトのボリュームも評価の要因になるようです。
サイトのボリュームとはページ数や記事の文字数のことで、ボリュームが多ければ少ないより評価される傾向にあるみたいです。
もちろん、ただボリュームが多いだけで評価されることはなく、価値があるコンテンツありきでのボリュームです。
いくらボリュームがあっても役に立たないサイトは評価されることはありません。
サイトの更新頻度
一般的に更新がされないサイトというのは、運営が止まっていて情報が古いなどと受け取れるため、更新されているサイトが評価されやすい傾向があるようです。
もちろん、更新の必要のないサイトなどもありますので、一概に更新されてないから評価が落ちるということではなく、同じ条件下の場合、相対的に更新されている方が好ましい、というものだと思われます。
HTMLの最適化
Webサイトというのは、HTMLというタグで作られているので、内部的な対策となるとそのほとんどがHTML対策となります。
HTMLのタグはかなりの数が存在し、その全てにおいて解説するのは非効率ですし、SEO的に重要な要素をもったタグはほぼ限られているので、重要なものに絞って紹介していきます。
タイトルタグ
タイトルタグはそのページの名前を決めるタグで、非常に重要なタグになります。基本的にページの内容はタイトルに沿った内容になるはずなので、検索エンジンはそのページのコンテンツを判断する際に、タイトルに設定されているキーワードを重要視する傾向にあります。
重要キーワードを入れる
タイトルタグのキーワードが重要しされるので、上位表示したいキーワードを必ずタイトルタグの中に入れるようにします。
例:「沖縄 Web制作会社」で上位表示させたい場合
<title>沖縄のWeb制作会社なら○○</title>
また、これは必ずしも意識する必要はありませんが、キーワードを入れる際にはできるだけ左側になるように設定する方法が、SEO効果高いと言われたりしています。
例えば、「沖縄 Web制作会社」というキーワードをタイトルに入れる際には、「株式会社○○○は沖縄のWeb制作会社です」とするよりも、「沖縄のWeb制作会社なら株式会社○○○」としたほうが良いということです。
ただ、無理やり左側に入れることによって、文章がおかしくなってしまうなどの場合などは左側にする必要はありません。
あくまでも不自然にならない場合は、できるだけ左側に入れたほうが効果がある。
という認識でOKだと思います。
タイトルタグにキーワードを入れる際の注意点
タイトルタグにキーワードを設定する際には 「文字数」と「キーワードの量」に注意する必要があります。
文字数
たまにタイトルタグに長い文章を設定しているサイトを見かけますが、タイトルに設定する文字数として最適なのは32文字以内だと言われています。
これは検索結果に表示される文字数が関係しているらしいのですが、そもそもサイトタイトルがあまりに長い文章だと不自然なので、むやみに長いタイトルをつけることは避け、32文字以内に収まるように心がけたいところです。
キーワードの量
こちらもよく見かけますが、タイトルタグに同じキーワードを複数盛り込むのはNGです。
例えば「沖縄 Web制作会社」というキーワードで上位表示させたいがために
「沖縄のWeb制作会社なら株式会社○○○|結果の出るWeb制作なら沖縄の株式会社○○○」
などと設定するのはNGです。
タイトルの中に「沖縄」と「Web制作」というキーワードが重複して含まれており、これは場合によってはペナルティの対象となる可能性もあります。
※ペナルティとは検索エンジンから受ける罰則であり、これを受けると検索順位が著しく低下したり、そもそも検索結果から削除されたりします。
キーワードを盛り込みすぎることがいかに不自然なことか、検索エンジンのキーワード認識の仕組みを理解することでより深く理解できると思いますので詳しく解説します。
形態素解析
ある文章から単語を分割する方法として、「形態素解析(けいたいそかいせき)」というものがあります。
これは専門用語を使用せずにざっくりと説明すると、一つの文章を単語単位に分けるというものです。
例えば、「沖縄のWeb制作会社なら株式会社○○○」という文章があったとします。
これを単語単位で分けると下記のような感じになります。
沖縄/Web/制作/会社/株式会社/
ちなみに「の」とか「なら」のような文字は「ストップワード」と呼ばれ、単語の区切りのような扱いとされます。
検索エンジンはキーワードの認識に、この「形態素解析」という文類法を取り入れています。
では今度はキーワードを盛り込んだ下記のタイトルを形態素解析を使用して単語を分割してみましょう。
「沖縄のWeb制作会社なら株式会社○○○|結果の出るWeb制作なら沖縄の株式会社○○○」
キーワードを分割した結果が下記です。
沖縄/Web/制作/会社/株式会社/結果/出る/Web/制作/沖縄/株式会社
この結果を見てみると
- 「沖縄」が2つ
- 「Web」が 2つ
- 「制作」が2つ
- 「株式会社」が2つ
とキーワードの重複が不自然なほど目立ちます。
通常、自然な文章でキーワードがこのように重複することはないので、このような文章は、自然な文章として評価できない状態になってしまう可能性があります。
自分のサイトを出来るだけ上位に表示させようとすると、ついついキーワードを盛り込みがちになってしまうので、タイトルをつけたら一度「形態素解析」を使用して、キーワードを分割してみることをオススメします。
メタタグ
HTMLには、サイトの外には表示されないメタ情報を記録するためのメタタグというものが存在します。
その中メタタグの中に、SEO対策と関連の深いものがいくつかありますのでご紹介します。
description(メタディスクリプション)
description(メタディスクリプション)というタグは、ページの内容を簡単に説明するためのタグになります。
ページの概要を説明するページですので、検索エンジンが 「このページがどんな内容が書かれたページなのか」を判断するのに役立ちます。
ですので、メタディスクリプションには、キーワードを盛り込んだ文章を記載することを推奨します。
またこちらに設定した文章は検索結果に表示されるので、検索エンジン以外だけじゃなく、人が読んでしっかりと理解でき、思わずクリックしてしまうような文章が書けるとベストです。
メタディスクリプションの具体的な使い方
メタディスクリプションは、metaタグのname属性に「discription」を指定し、「content」部分にページの説明を記載します。
<meta name="description" content="SEO対策に興味がある人Web担当者やサイト運営者のために、現役のWebクリエイターが分かりやすく最新のSEO対策について解説いたします。" >
keyword(メタキーワード)
メタタグの中にはkeyword(メタキーワード)という、HTMLの中に任意のキーワードを設定するためのタグがあります。
ここにキーワードを設定することで、検索エンジンに対して積極的にページに関わるキーワードを伝えることができます。
このタグは昔はSEO対策として重要なタグだったのですが、SEOのためにキーワードをむやみに盛り込んだりなど、本来の使用目的とは違った使い方をされるようになったため、現在ではSEO対策としてはほとんど効果がなくなってしまいました。
さらに、注意事項として、メタキーワードにタグを設定しても効果は薄いですが、利用の仕方を間違えるとペナルティを受ける可能性は高くなります。
通常、サイトに関連する重要なキーワードというのは、一般的な内容であれば、多くても5つほどになると思われています。
そのためメタキーワードに設定するタグは多くても5つまでにすることが推奨され、それ以上のキーワードを無理に設定すると、ペナルティや評価を下げる原因になる可能性があります。
メタキーワードに限らず、他のタグやコンテンツに関しても言えることですが、基本的に不自然なことは行わずに、自然な使い方を意識して対策を行うようにしましょう。
メタキーワードの具体的な使い方
メタキーワードは、metaタグのname属性に「keyword」を指定し、「content」部分にページのキーワードを記載します。
複数のキーワードがある場合はカンマで区切ります。
<meta name="keyword" content="沖縄,Web制作,株式会社○○" >
noindex,nofollow(ノーインデックス・ノーフォロー)
SEO対策のペナルティや評価を下げる原因に対策として、重要な役割をもっている、noindex(ノーインデックス)とnofollow(ノーフォロー)という2つのメタタグについて説明します。
サイトを運営していると、他のページと似通ってしまったり、コンテンツとしてのボリュームが薄かったりなど、一般的に価値が低いされるコンテンツをどうしても公開しないといけないこともあります。
このような場合、そのままコンテンツを公開してしまうと検索エンジンから評価を下げられたり、ペナルティを受けたりする可能性が高くなってしまいます。
そこで、自分から検索エンジンに対して「このコンテンツは評価しなくてOKです!」というサインを送ることによってペナルティを回避することが出来るようになっています。
その「このコンテンツは評価しなくてOKです!」という役割を担っているメタタグというのが、noindexとnofollowというタグになります。
このタグが設定されていると、検索エンジンは「価値のないページだ!ペナルティだ!」と判断することをせずに、そのページ対する評価をスルーしてくれます。
2つのタグは同時に使用することが多いですが、一方だけ使用することもある結構あるので、それぞれの違いについて具体的に解説します。
noidex(ノーインデックス)の内容・用途
noindexタグはその名の通り、インデックスさせたくないときに使用するタグです。
インデックスさせない理由は単純に検索結果に表示させたくない場合や、さきほど説明したコンテンツの価値が低そうな場合などです。
noindexが指定されたページは検索結果には表示されませんが、検索エンジンのロボット自体はそのページにやってきて、さらにそのページから別のページへとたどっていきます。
nofollow(ノーフォロー)の内容・用途
nofollowタグは検索エンジンのロボットに対して、「このページからリンクをたどらないで!」と指定するタグになります。
「nofollow」ではなく「follow」と指定することで、リンクをたどることを検索エンジンに許可することが出来ます。
そもそも何故nofollowというタグが存在するのか?という疑問を持つ人も多いと思いますが、一般的な使用方法としては、外部にリンクを貼るときなどに使用することが多いです。
「サイトからリンクを送る」ということは、そのサイトのパワーをリンク先に送ることになります。
しかしこのnofollowが設定されていることによって、そのリンク先にパワーを送らずにリンクを貼ることができます。
たとえば、ダメなサイトとか詐欺サイトを紹介するとして、「このサイトはダメなサイトです!」というリンクを貼るとします。
しかし、そのままリンクを貼ってしまうと、そのサイトに被リンクを送ったことによって、サイトパワーを高めてしまうことになります。
そこでnofollowを使用することによって、サイトにパワーを送らずにリンクだけを設定することができます。
noindexとnofollowの具体的な使い方
検索結果に表示させず、リンクもたどらせない場合
<meta name="robots" content="noindex,nofollow">
検索結果には表示させず、リンクはたどってもらう場合
<meta name="robots" content="noindex,follow">
このタグの説明をすると、2つ目の「検索結果には表示させず、リンクはたどってもらう場合」とは一体どういうときか?ということをよく聞かれます。
これは例えばサイトマップなどに使用することが多いです。
サイトマップなどは一般的にはリンクの羅列で、コンテンツとしての価値はほとんどありません。
そこでnoindexを設定して評価対象から外しますが、nofollowを設定してしまうと検索エンジンがそこからリンクをたどることができないので、followを指定することによって、検索エンジンのクローラー(ロボット)にリンクをたどってもらうようにします。
canonical(カノニカル)
サイトを運営していると、同じようなページが量産されてしまうことがあります。
そのままでは重複コンテンツとなってしまうので、検索エンジンに対して元となるコンテンツを指定することにより、複数のコンテンツを一つのコンテンツとして判断することができます。
※厳密には少々解釈が違いますが簡略化しています。
canonialタグは検索エンジンに対して、「このコンテンツはこのコンテンツに属します」という風に大本のコンテンツを指定することできるので、それを利用してコンテンツの重複によるペナルティを避けることができます。
canonicalタグの具体的な使い方
linkタグを使用し、rel属性に「canonical」を指定、href属性に元となるコンテンツのURLを記載する。
<link rel="canonical" href="元となるコンテンツのURL" >
alternate(オルタネイト)
最近ではスマホからのアクセスが非常に多くなってきたこともあり、スマホ対応のウェブサイトも増えてきました。
同じドメインでPC用の表示とスマホ用の表示を別けている場合には問題ないのですが、サイトの運営者の中には、スマホサイトを別ドメインで運用している場合もあります。
そのような場合、基本的に検索エンジンは別サイトだと見なすので、同じようなコンテンツが複数存在していることによって、重複コンテンツとして評価を下げてしまう可能性が高くなってしまいます。
そこで、PCサイトとスマホサイトにalternate(オルタネイト)というタグを設定することで、それぞれのサイトを同一とみなすことができ、サイトの評価を下げることを防ぐことにつながります。
alternateの具体的な使い方
今回はPCサイトとスマホサイトが別ドメインで運営されており、それを統一するため作業を想定して解説します。
その場合にはPCサイトへalternateタグの設定を行い、スマホサイトに前述のcanonicalタグを設定します。
PCサイトへの設定
linkタグを使用し、rel属性に「alternate」を指定、mediaでスマホサイズを指定し、href属性にスマホサイトのURLを記載する。
<link rel="alternate" media="only screen and (max-width:640px)" href="ここにスマホサイトのURL" >
スマホサイトへcanonial(カノニカル)タグの設定
PCサイトにスマホサイトがあることを示すalternateを指定したら、スマホサイトに「canonial」というタグを設定するのが望ましいです。
linkタグを使用し、rel属性に「canonical」を指定、href属性にPCサイトのURLを記載する。
<link rel="canonical" href="ここにPCサイトのURL" >
見出しタグ
HTMLにはコンテンツの見出しを指定するタグがあります。
見出しとは基本的にその中に含まれるコンテンツを内包するキーワードであり、タイトルと同様にSEOにおいてとても重要な役割を持っています。
見出しタグを設定する際には、タイトルタグと同様に主にキーワードを含んだ文章を設定しますが、注意点も同じようにキーワードの詰め込みは厳禁です。
また、見出しタグにはルールというものが存在し、ルール通りに見出しを設定することも重要になってきますので詳しく解説していきます。
見出しタグのルール
見出しというのは基本的に大きさが存在します。
大きな見出しがあって、その中に小見出しがあります。
HTMLの見出しは大きな順に下記のようになっております。
見出しタグの序列
h1>h2>h2>h3>h4>h5
上記のようにh1タグが一番大きく、その後は数字が大きくなるごとに見出しの大きさは小さくなっていきます。
一般的な文章というのは、まず全体を包括する大きなテーマとなる見出しが存在し、その中にそれぞれ中見出しとなるものがあり、さらにその中に小見出しがある、などのように見出しが入れ子構造になっていきます。
もちろん文章の内容によって見出しの数というものは違ってきますが、共通することとして「大きな見出しの中に小さな見出しが含まれる」ということです。
逆に小さな見出しの中に大きな見出しが含まれることはなく、そのような文章は構文として間違っていることになります。
それを踏まえた上でHTMLの見出しタグの使い方を考えると、h1の中にはそれ以下のタグが含まれ、h2の中にはそれ以下のタグ…という風になっていきます。
逆にh2タグの中にh1タグあったり、h2タグの中にh2タグがあるのはルール上NGとなります。
この内容をしっかりと理解して、正しい見出しの設定とタグの使い方をしていきましょう。
見出しタグの具体的な使い方
<h1>大見出し</h1> <h2>中見出し</h2> <h3>小見出し</h3>
画像・イメージタグ
HTMLには画像を表示させるためのimg(イメージ)タグというものがあります。
このタグを使用することでページの中に画像を表示させることが出来るのですが、人間と違ってロボットであるクローラーなどの機械は、その画像が何の画像なのか?ということが認識できません。
そこでimgタグにalt(オルト)という属性を指定し、その中で画像の内容について指定することでク、ローラーに対して画像の内容を伝えることができます。
たまに重要な見出しタグなどを画像に設定しているサイトがありますが、そのままでは見出しの画像に何が書かれているか分からないので、特にそのような場合は見出しの内容をaltに入れて、テキスト情報としてクローラーに知らせるようにしましょう。
imgタグの具体的な使い方
imgタグにsrc属性で画像を指定しalt属性に画像の説明を記載します。
<img src="画像のパス" alt="画像の説明">
引用タグ
サイトを運用していると、他のサイトのコンテンツを引用して表示したいことがよくあります。
そのままコピーしてしまったのでは重複コンテンツとしてのペナルティの問題や、著作権の問題が絡んできてしまう可能性があります。
そこで、引用する際にはblockquote(ブロッククオート)という引用タグを使用することで、クローラーにそのタグの中のコンテンツが、他サイトからの引用であることを知らせることができます。
blockquoteの具体的な使い方
<blockquote> この中に引用コンテンツを記載 </blockquote>
サイトの表示速度の最適化
Googleが公式に発表したサイトの評価基準の中に、「サイト表示速度」というものがあります。
参考:Google、ウェブページの読み込み速度をアルゴリズムに取り入れたことを発表
訪問者がサイトへ訪れてから、サイトが表示されるまでの速度が早ければ早いほど、そのサイトの評価は上がります。
逆にサイト表示速度が遅い場合、評価が下がってしまう原因になってしまうので注意が必要です。
サイト表示速度のチェック方法
サイトの表示速度は下記のサイトで調べることが出来ます。
また、改善案なども表示してくれるため色々と参考にしてみると良いでしょう。
サイト表示が遅くなる原因
サイトが遅くなる原因は多岐にわたります。
使用している画像のサイズが大きい、ファイル数が多い、処理に時間のかかるプログラムの影響など考えらることは複数あります。
もしサイトの表示に問題がある場合は、サイトの表示でどこに原因があるかを調べるツールもあるので、そちらを活用するといいかもしれません。
参考:あなたのWebサイト表示のどこが遅いかを一発で調べるブックマークレット
内部リンクを貼る
内部リンクはSEO対策だけでなく、ユーザービリティを考える上でも非常に重要になります。
内部リンクというのは、あるページから同じサイトの別ページへリンクを送ることです。
グローバルナビゲーションやパンくずリスト、サイトマップや記事から記事へのリンクは全て内部リンクです。
サイト内でリンクを送り合うことによって、検索エンジンのクローラーを巡回させることができますし、よりユーザーにサイトを沢山見てもらうことができます。
検索エンジンの内部リンクの評価としては、グローバルナビゲーションやサイドナビのような、一般的に設定するのが当たり前な内部リンクではなく、コンテンツ部分から送られるリンクを特に重視する傾向があります。
ですので同じサイト内で関連する記事などがある場合は、積極的にその記事へのリンクを送るようにすることを推奨します。
また、リンクを送る際の重要な事項として、アンカーテキストというものがあります。
アンカーテキストをちゃんと設定する
アンカーテキストとは、 リンクに送る際に設定するテキストになります。
「詳しくはコチラ」とか、「○○についてはこの記事を参考にしてください」
などのように多くの場合テキストに対してリンクが設定されています。
このリンクを送るときの文字というのが結構重要で、どんな文字でリンクを送られているのか?というのを検索エンジンは評価の基準の一つとしてしているようです。
ですのでリンクを送るときは単純に「コチラ」という文言でリンクを送るのではなく、 リンク先のコンテンツの中で重要なキーワードを入れて送ることを推奨します。
例:SEOについて書かれた記事にリンクを送る場合
○ ⇒ SEO対策についてはコチラ
× ⇒ コチラも参考にどうぞ
外部リンクを送る
内部リンクとは逆に、同じサイト内ではなく他のサイトにリンクを送ることを外部リンクといいます。
通常、外部リンクは自分のサイトのパワーを、リンク先となるサイトへ送ることになるので、自分のサイトへのSEO効果はなさそうに感じますがそれは違います。
自分のサイトのユーザーにとって有益となる外部のコンテンツなどには、積極的に外部リンクを送ることによってサイトの評価が上がることはあります。
参考:ウィキペディアなど権威サイトにリンクを張るとSEO効果アリ!? そんなバカな
実際に僕の運営しているサイトで、上位表示されているコンテンツの中には、外部へのリンクを貼っているものが多数あります。
もちろん、むやみに外部リンクを送るのは問題外ですが、ユーザーに意識を向けて役に立ちそうなら、積極的に外部リンクを送ることを推奨します。
モバイルフレンドリー対策
Googleは2015年4月21日から、 「スマホの検索結果においてモバイル用に最適化されたサイトを上位表示に優遇する」というアルゴリズムを実施し始めました。
インターネットの利用者の中で、スマホを利用している人の割合はどんどん増えているので、今後はサイトをモバイル対応させるのは必須となりそうです。
現在まだPCサイトにしか対応しておらず、スマホからのアクセスも集めたい人は、サイトをモバイルフレンドリーにすることを推奨します。
自分のサイトがモバイルフレンドリーか調べる方法
サイトがモバイルフレンドリーかどうかは、下記のサイトで簡単に調べることが出来ます。
サイトをモバイルフレンドリーにする方法
サイトをモバイルフレンドリーにするのは結構大変です。
もしも現在のサイトがWordPressなどを使用している場合は、スマホに最適化されたテンプレートなどを使用することで、比較的簡単にモバイルフレンドーに対応することが出来ます。
もしサイトをHTMLで構築している場合は、モバイル用のコーディングを施す必要があります。
このあたりは既存のサイトや、運営者のスキルによって難易度も変わってくるので、自分のサイトに合わせた対応を行う必要があります。
どうしたら良いか分からない!という場合には、ご相談いただければアドバイスいたしますのでお問い合わせください。
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サイトのドメイン
○○○.comなどのようなサイトのURLのことをドメインといいますが、ドメインもSEOの面で関係する部分がいくつかありますので、内部対策とは少々異なりますがそちらについても解説していきます。
ドメインとSEOの関係
ドメインは通常、英数字を用いてokinawa.comのように設定されます。
この「okinawa」の部分は任意で決めることができ、「.com」の部分をトップレベルドメインといい、あらかじめ用意されている中から選択することになります。
任意で決めることができる箇所に設定した文字列によって、検索結果の上位表示に多少なり影響があるようです。
実際にインターネットで色々と検索してみると、検索キーワードとマッチした単語を含むドメインが検索結果の上位に表示されていることが多いです。
どれくらいSEOに効果があるのかは断定できませんが、できるだけ重要なキーワードを含めたドメインの設定が望ましいです。
企業などの場合は企業名(会社名)で検索されることも多いと思うので、企業名や屋号などをドメインに設定するとよいでしょう。
ある商品に特化したサイトを作成する場合などは、商品名をドメインに入れるなどを推奨します。
次にドメインの.(ドット)以降の文字列である、トップレベルドメインについて解説します。
トップレベルドメインの種類
トップレベルドメインには、 .com .net .jp .info .biz etc…など多数のドメインが存在します。
かなりの数が存在しますので全部紹介することは割愛しますが、興味がある人は下記を見てみてください。
このトップレベルドメインは、あまり意識せずに使用している人も多いかもしれませんが、実はドメインによって用途が異なります。
例えば一番メジャーなトップレベルドメインである「.com」は、ビジネス・商業組織用という用途があります。
それぞれの用途は先ほどのドメイン一覧に、詳しく解説されているのでそちらを参考にしてください。
ここでは一般的な企業や個人がドメインを選択する際に、どのようにドメインを選択するといいのか?ということをSEOの観点から解説してみたいと思います。
僕は色々なドメインでサイトを運営していますが、トップレベルドメインによって、検索結果が大きく変わるという印象は持っていません。
ただ、それは一般的なトップレベルドメインの話で、新しく出てきた新興のトップレベルドメインや、一般的ではないドメインを選択した場合は悪い影響が出ることは考えられます。
ですので、トップレベルドメインを選択する際には、一般的なドメインを選択するようにしましょう。
ちなみに一般的なドメインのことを、gTLD = ジェネリック・トップレベルドメインという風に表現したりします。
一般的なドメインというのは主に以下のドメインが挙げられます。
- com: ビジネス・商業組織用
- net:ネットワーク関係(もともとはインフラ系のために登場)
- info:情報を扱うサイト用
- biz:ビジネス目的
上記とは別に、国別トップレベルドメインとして下記のドメインもよく使用されます。
- jp:日本の企業しか取得できない
- co.jp:一つの企業につき一つしか取得できない
サイトのドメインを選択する際には、上に挙げたドメインの中から選択することを推奨します。
ドメインの年齢(ドメインエイジ)
ドメインとSEOについての重要な要素の一つに、ドメインの年齢(ドメインエイジ)というものがあります。
これはドメインが初めて取得されてから、どれくらいの間運営されているか?というもので、運営歴が長ければ長いほどドメインの年齢は大きくなり、それに伴って検索エンジンからの評価を上がる傾向にあります。
グーグルハネムーンとエイジングフィルター
サイトの運営歴が長くなればなるほど、ドメインの評価が上がっていくと説明しましたが、逆に新規で取得したばかりのドメインは、検索エンジンからの評価がほとんどありません。
実際、新規のドメインを取得してから、そのドメインに対して評価がつくまでの期間として、大体6か月くらいの時間がかかるといわれています。
この新規ドメインに対する評価がつくまでの期間を、年齢によるフィルターということで 「エイジングフィルター」という風に表現します。
エイジングフィルターにかかっている間は、基本的には頑張ってサイトを構築・更新しても、サイトが上位表示されることはほとんどないので、この期間は我慢の時期と言われています。
また、必ず起こる現象ではありませんが、新規のドメインのサイトに起こる特徴として、 グーグルハネムーンと呼ばれる現象があります。
グーグルハネムーンとは、新規でサイトを公開してから、最初の数週間から1か月ほどの間だけ、検索結果の上位に表示されるというものです。
この現象が起こる理由として、グーグルの社員によると、 「ユーザーがそのコンテンツに今日があるかどうか確かめるため」と公式で発表しています。
グーグルハネムーンの期間が終わると、いきなり検索結果の後ろの方に表示されるようになることが多く、その時に「サイトの順位が下がった!」と慌てる人が多いですが、グーグルハネムーンで上位表示されている状況が特殊なのであり、新規のサイトは検索結果の後方に表示されるのが普通です。
つまりグーグルハネムーンが終わると、サイトはそのサイト本来の順位へと戻るわけです。
この仕組みをしっかりと理解できていれば、作ったばかりのサイトが上位表示されていると喜んだり、その後急激に順位が下がったと落ち込んだりすることなく、落ち着いてサイトの動向を見守ることが出来るので、このことは頭に入れておくことをオススメします。
オールドドメイン(中古ドメイン)
先ほどサイトのドメインの運営歴が長ければ評価が高くなりやすい、という説明をしましたが、ドメインは過去に運営されていた履歴があるものを取得することもできます。
そもそもドメインというのは、お金を払ってそのドメインを一定の期間使用する権利を取得しますが、その期間が過ぎて更新を行わないと、そのドメインは別の人が取得することが可能となります。
そしてそのドメインは過去に運営されていた履歴が残るので、新しくそのドメインを取得する人は、最初からドメインの運営歴がついたドメインを手に入れることができます。
このように、過去に運営されていた履歴があるドメインのことを、「オールドドメイン(中古ドメイン)」と言います。
参考過去記事:中古ドメインのメリットとデメリット
オールドドメインのメリット
オールドドメインを利用することで、先ほど説明したエイジングフィルターなどを気にせず、最初から高い評価をもった状態でサイトを運営することができます。
しかし、オールドドメインには重要な注意点がいくつかあります。
オールドドメインのデメリット
オールドドメインは、過去に運営していた人や企業が、何らかの理由によってドメインを手放した結果、新たに取得することが可能になったドメインですので、そのドメインを個人で探すのは非常に困難です。
また、一番の問題点として、そのドメインはもしかしたらブラックリストに入っている可能性もあります。
ドメインがブラックリストに入る理由としては、そのドメインを利用していたサイト運営者が、詐欺やコピーコンテンツなどの価値の低いサイトを作り、検索エンジンからペナルティを受けるなどが主な原因です。
ペナルティを受けたドメインは、いくら更新しても検索結果に表示されないので、ペナルティを受けたサイトの運営者はそのドメインを手放します。
それを知らずにそのドメインを入手してしまうと、最初からペナルティを受けた状態になってしまい、いくら良質なコンテンツを提供していても、一向に検索結果に表示されないということになります。
※Googleに申し立てをすることにより解除される場合もあります。
このような事態になるのを防ぐためには、取得する前にドメインの運営歴を調べるなどの対処が必要です。
ドメインの運営歴は下記サイトで調べることができます。
上記のサイトにアクセスし、サイトURLを入力語して「BROWSE HISTORY」をクリックすると、そのドメインの過去の運営歴を見ることが出来ます。
もしそこに履歴が表示されるなら、そのドメインは過去に運営されていたということになります。
完全に新規のドメインを取得したい場合には、履歴に何も表示されないドメインを取得しましょう。
また、もしどうしても取得したいドメインに運営歴があった場合、そのドメインがブラックリストに入っているかどうかを調べるためには
下記のサイトなどが役に立ちます。
上記のサイトにドメインを入力して「調べる」をクリックすると、そのドメインに関する情報が表示されますのでその中の「ブラックリスト判定結果」という項目で、「○SAFE」と表示されていたらペナルティを受けていません。
「×CAUTION」と表示されていたらブラックリストに入っているドメインです。
ただ、ブラックリストには入っていないけど、過去のサイトの運営方法によっては検索エンジンからペナルティを受けている可能性もあります。
確実にペナルティを受けていないドメインを探すのは困難なので、よほど詳しくない人以外は個人でのオールドドメインの取得はオススメいたしません。
安全なオールドドメインを取得するためには、オールドドメインを販売している業者などを利用する方が良いでしょう。
僕が実際に利用したことのある中古ドメイン業者は下記です。
ただし、オールドドメインは自分でドメイン名を決められないので、企業などのサイトには使用できませんし、何よりリスクが全く無いわけではありませんので、利用を考える場合には、利用目的をしっかりと考えた上で利用するようにしましょう。
ちなみに現在僕はオールドドメインは全く使用しておりません。
日本語ドメイン
比較的新しく登場したドメインに、「日本語ドメイン」というものがあります。
通常、ドメインは英語になりますが、日本語ドメインは下記のような表記になります。
- 「沖縄最高.com」
- 「テレビ通販.jp」
これはザックリ説明すると、ある文字列を日本語に変換して表示させる仕組みを利用していて、日本語ドメインも本当は英語のドメインです。
日本語と英語の変換は下記のサイトで行うことが出来ます。
日本語ドメインのメリット
日本語ドメインはSEO対策としてある程度の効果があるとされていて、キーワードとマッチした日本語ドメインを選択すると、比較的早く検索結果の上位に表示されたりします。
※表示されない場合ももちろんあります。
ただ、日本語ドメインによるSEOの効果は、昔に比べて大分薄くなってきた気がしますし、複数のデメリットも存在しますので利用する際には注意が必要です。
日本語ドメインのデメリット
日本語ドメインのデメリットとしては主に以下のようなものがあります。
- 変換前の文字列が意味不明で分かりにくい
- 英数字が変換されているのでリンクが送りづらい
- 継続的なSEO効果の期待が薄い
- メールアドレスが変換前の意味不明な文字列になる
- そもそも対応していないサーバーがある
このように日本語ドメインにはデメリットも多いので、利用を考えている人はしっかりと検討した上で利用するようにしましょう。
これで一通り基本的なSEOの内部対策についての説明は終わりです。
次はSEOの外部対策に関して解説していきます。
外部対策
SEOにおける外部対策というのは、サイトの内的な要因に関わる内部対策とは逆で、サイトの外部的な要因に関わる対策になります。
検索エンジンはサイト評価の基準の中に、サイトの外部的な要素によって決まる基準を持っています。
いくつかの基準がある中で、 特に重要なのは「被リンク」という評価基準です。
被リンク
被リンクとは、あるサイトからあるサイトへ送られるリンクのことで、自分のサイトが他のサイトから沢山の被リンクをもらうことで、そのサイトは人気があるサイトか役に立つサイトなんだな、と検索エンジンが判断してサイトの評価が上がりやすくなります。
ただし、被リンクというのは自分でサイトをいくつか作って、自分の別のサイトに被リンクを送るなど、とても簡単に自作自演を行うことができますので、ただ単純に被リンクが送られているだけでは、SEOにおける効果を得ることはできません。
それどころか質の悪いリンクや、自作自演によるリンクなどはペナルティの対象となるので、むやみにそういったことを行うのはオススメできません。
あくまでも自然に多くの人によってもたらされる被リンクこそが、検索エンジンにとって評価されるリンクだということをしっかりと理解しておきましょう。
多くの人から被リンクをもらうためには、リンクを貼ってもらうに値するだけの価値提供が必要となりますので、当然、人の役にたつ記事やコンテンツの提供が必要になります。
結局のところ、SEOの外部対策として最も効果が高いのは、「価値のあるコンテンツを提供する」ということに行きつくことになります。
さて、価値のあるコンテンツを提供していても、評価をされるようになるまでに時間がかかってしまうと、それだけでサイトの運営を挫折してしまう可能性があるので、少しでも早くサイトを評価してもらうための、最低限の外部対策として行える施策をご紹介します。
過剰な外部対策はペナルティの要因になりますので、あくまでも節度をもった利用を心掛けるようにしましょう。
外部対策で出来ること
自作自演リンクを送る※要注意
さて、さきほど自作自演による被リンクは、検索エンジンからのペナルティの対象になるといいましたが、自作自演のリンクであっても、リンクを送るサイトがしっかりと作りこまれており、検索エンジンから評価されているサイトからのリンクであれば、その被リンクには高いSEO効果が期待できます。
さらにそのリンクを送る元のサイトと、リンクを送られるサイトに関連性が見られれば、尚更その効果は高くなります。
例えば、ダイエットのサイトから、美容やヨガのサイトなどへのリンクであれば、テーマとして関連性が見れるので評価されますが、FXに関するサイトからペットのしつけサイトへのリンクは、関連性が薄く不自然なリンクになりがちなので、被リンクとしてのSEO効果は薄くなってしまいがちです。
なので、自作自演でリンクを送る場合は、しっかりと作りこまれた価値のあるサイトから、関連性を持ったサイトへリンクを送る!ということを意識しておきましょう。
サクッと作っただけの価値のないサイトからのリンクは、ペナルティを受ける可能性を高めるので推奨できません。
キュレーション(まとめサイト)を活用する
Naverまとめなどのキュレーションサイトで、自分のサイトテーマに関連するまとめを作成し、そこに自分のサイトを含ませれば、そこから自分のサイトへの被リンクを獲得することも出ますし、そのサイトからのアクセスの流入も見込めます。
これも一種の自作自演になりますので、このようなことを行う場合にも、しっかりとまとめとして価値のあるまとめ記事を作り、ユーザーにとって価値のあるコンテンツへリンクを送るようにしましょう。
また、あまりやりすぎないようにし、節度を保った行為を心掛けるようにしましょう。
人気のあるまとめ記事などを見てみると色々と参考になるかもしれません。
NAVERまとめのview数50万以上のランキング【超人気】
SNSなどのソーシャルボタンを設置する
TwitterのツイートやFacebookのいいねボタンなどの、ソーシャル拡散用のボタンをサイトに設置しましょう。
ユーザーがそのボタンをクリックしてコンテンツをシェアしてくれれば、ソーシャルからの被リンクの獲得につながりますので、積極的に活用することをお勧めします。
WordPressを利用している場合は、「WP Social Bookmarking Light」というプラグインが、簡単にソーシャルボタンの導入が行えて便利です。
参考:WP Social Bookmarking Light の設定方法
同じテーマのサイトにコメント残す
自分と同じテーマのサイトにコメントを残すこともSEO外部対策としては有効です。
コメントを残す際に自分のサイトURLも残しておけば、そのサイトからの被リンク効果も期待できますし、そこからの検索流入も狙うことができます。
ただ、コメントに記載されたURLは、自然にnofollowタグが挿入されることも多く、被リンクとしての効果は期待できないことも多いです。
また、自分のサイトへのアクセスだけを考えて人のサイトにコメントを残す行為は、コメントされる側としては非常に気持ちが悪いですので注意しましょう。
人のサイトにコメントを残す際には、そのサイトをしっかりと読んで感想を書くなど、人として当たり前のコミュニケーションを図ることが重要です
コメントでのやり取りを通して、サイトを相互に紹介し合う中になることも多いので、単純作業としてコメントを残すのではなく、仲間を増やすつもりでコメント活動を行うことが望ましいです。
SEO外部対策にはブックマーク活用など、ほかにも出来ることはいくつかありますが、誰でもおこなえる単純な外部対策には、現在の検索エンジンに対してはあまり効果が期待できません。
本格的な外部対策を行うとなると、オフラインを活用する、周りを巻き込んで口コミを起こす、なんらかの企画のスポンサーになったりなど、ロビー活動的な要素を取り入れたりすることが効果的です。
この当たりはSEO対策の上級編として、また別の機会に紹介したいと思います。
とりあえず、最低限のSEOの内部対策・外部対策について、本気を出してガチで詳しく説明してみました。
この記事があなたのお役に立てることを願ってます。
コメント
ゴーヤマンさん
おはようござます。ブログランキングから来ましたユキです。
SEOについて、ここまで詳しく、わかりやすくまとまったものを初めて見ました。
保存して、確認用に使わせていただきます。
ありがとうございます。
応援して帰ります。
また来ます。