意外と知られてない『自信の作り方』

自分に自信があっていつもエネルギーに溢れている人を見て、羨ましく思った経験はないですか？

多くの人の場合、人生の中で「自信がない」と感じた経験があるのではないかと思います。

自分に自信が持てないと、行動を起こすことができなくなってしまうので、あまり良い状態とは言えないですよね。

自分の人生をより良いものにするためには、自分に自信を持って、前向きに行動していくことが重要になります。

まぁそんなことは改めて言われなくても、多くの人が分かっていることでしょうけど。

ただ問題なのは、「どうやって自信をつけたらいいか分からない」 というところですよね。

「自分にもっと自信を持って」とか言われても、具体的にどうやったら自信が持てるのかが分からないのでは、いつまで経っても自信が持てない状態のままになってしまいます。

そこで、効果的な自信の作り方について、詳しく解説していきたいと思います。

そもそも自信とは何なのか？

自信の作り方を考える前に、まずは「自信というものはそもそも何なのか？」ということについて考えることが重要になってきます。

正体が分からなければ解決策は浮かびませんからね。

自信とは一体何なんでしょう？

自信とは「自分を信頼する力」のことです。

自分で自分を信頼する力が自信なわけですから、一見すると自信なんて簡単に作れそうだと思いませんか？

だって単純に自分を信頼すればいいだけですからね。

他人に信頼してもらうならともかく、自分で自分を信頼すればいいだけなので、本来ならすぐにでも自信なんて持てそうなもんですよね。

でも実際はそう簡単にはいかないものです。

それはなぜか？

実は自分の中にはもう一人の自分がいるからです。

自分の中にいるもう一人の自分

このもう一人の自分というのに、ほとんどの人は気づけていません。

「自分の中にもう一人の自分がいるだって？おまえもとうとうイカれてしまったか」

と考えたあなたにちょっと質問です。

「あなたは自分が思った通りに100％行動できますか？」

この答えに「はい」と答えられる人はおそらくいないでしょう。

ほとんどの人の場合、「行動すればいいと分かっているのに、どうしても行動できない」

という経験が多少なりあるはずです。

これってよく考えると不思議なことですよね。

自分が決めたことなのに、それが出来ないって。

自分の中に一人の自分しかいないのであれば、自分で決めたことに対して抵抗をするものはなく、思った通りに行動できるはずです。

しかし、それが出来ないのは、それに抵抗しているもう一人の自分がいるからなんですね。

このもう一人の自分の存在に気付いて、うまくコミュニケーションを取っていくことが、自分に自信をつけ行動をコントロールする鍵になるんです。

もう一人の自分との信頼関係

では、どうやったら自分の中にいるもう一人の自分と、信頼関係を築いていくことができるのでしょうか？

実は自分自身との信頼関係の作り方は、「他人との信頼関係の作り方と一緒」です。

他人と信頼関係を築くときにはどうしますか？

相手を批判せずに好意的に接して、相手との約束はきちんと守るようにしますよね。

これを自分自身に対してするわけです。

つまり、自分自身を批判せずに好意的に接して、自分との約束はちゃんと守るということです。

自分のことを批判ばかりしていたら、もう一人の自分が信頼してくれるはずがありません。

なので、自分自身を批判するのではなく、できるだけ自分の良い所を見るようにしたり、自分を褒めてあげたりすることが重要です。

自分自身を批判してばかりいる人が、自分に自信がない理由がこれなんですね。

批判ばかりされて、もう一人の自分はすっかり落ち込んでいるのです。（落ち込んでいる自分のことを、インナーチャイルドと言ったりします）

自分に自信をつけていきたいのなら、まずは自分を批判しないようにして、落ち込んでいる自分を慰めてあげて、これからは出来るだけ良いところを見て褒めてあげましょう。

それが信頼関係を築く上で重要な一つのポイントです。

もう一つの重要なポイントが、「自分との約束を守る」ということです。

自分との約束っていうと何だか分かりにくいですが、自分との約束というのは、「自分の感じた気持ちに応える」ということです。

自分の感情に対して素直になると考えてもいいです。

もう一人の自分の要求というのは、感情と言う形で表れます。

嫌なことをやっているときに 「嫌な感情」が湧きあがってきますが、これはもう一人の自分からのメッセージなんです。

で、その湧き上がってくる感情を無視してしまうと、もう一人の自分との約束を破ったことになり、自分自信を信頼する力がどんどん失われていき、どんどんマイナススパイラルに陥ってしまうんです。

なので、自分の感情と真摯に向き合い、自分がやりたいことをやるなど、自分にとってプラスとなることをやるようにして、自分との信頼関係を築いていくことが重要になります。

しかしほとんどの人の場合、自分の感情を無視してしまい、まったく逆の行動をとってしまうことがかなり多いんですね。

やりたくない仕事を我慢して続け、本当にやりたいことは言い訳をして諦める…というように。

このようなことを続けていると、自分自身への信頼関係は完全に失われ、自分に自信を持つことが全くできずに、何かをやろうとしても「どうせ無理だ。」 「自分に出来るわけがない」となってしまい、人生を改善することが難しくなります。

もうすでにそうなってしまっている人も多いでしょう。

しかし、どんなに悪い状態にいても、自分との信頼関係を再構築し、自信を取り戻していくことは出来ます。

今この瞬間から、自分の感情にしっかりと向き合い、自分が本当にやりたいことをやり始めればいいのです。

別に大きなことじゃなく、小さなことからでいいので、自分がやりたいこと、好きなことをやるなど、自分が喜ぶことをやってあげるようにしましょう。

また逆にやりたくないことをやめるなど、自分にとってストレスとなるこをやめるなどもとても重要になってきます。

もし、自分が今やっている仕事などを、本当はやりたくないけど生活のために仕方なくやっている場合、そのままの状態だと、自分への信頼は失われ、人生はより悪い方へと進んでしまいます。

しかし、仕事をすぐに辞めることは出来ませんよね。

そのようなときはどうすればいいのか？ですが、

将来、やりたくないことを止め、本当にやりたい仕事を始めるための目標を立てる。

という方法が効果的です。

これをすることによってもう一人の自分は、「仕事をやりたくない！」という感情を理解し、きちんと向き合ってくれてる！と感じるわけですね。

ただ、もちろん立てた目標にそって、実際に行動することが重要です。

目標だけ立てて実際に行動しないのであれば、それは本当に感情に向き合ってることにはなりません。

もう一人の自分はそのことにすぐに気が付き、あっという間に信頼関係は失われます。

また、今やっている仕事を「やりたくない」と感じている場合でも、仕事への考え方を変えることで、もしかしたら仕事が楽しくなるかもしれません。

今現在の自分は、仕事への認識が不足していることが原因で、仕事を楽しむことができずに、「やりたくないもの」と勘違いしている可能性もあります。

ですので、今やっている仕事を楽しむことはできないか？と、あらゆる視点から仕事を考察してみることも、もう一人の自分との信頼関係を築くことにプラスになりそうですね。

このように、自分との信頼関係を改善することは、今からすぐにでも始めることができます。

また、このことを理解することによって、自分にとって本当に大事な行動をできるようになります。

たとえば自分にとって本当に大事な目標を決めて、それを面倒くさがって行動するのをやめてしまいそうになったとき、もう一人の自分との信頼関係のことを思い出すことで、「行動をやめてしまったら、信頼関係が失われる」と考えることができるので、行動を起こしやすくなるんですね。

さて、長くなってしまったので、最後に今回の話をまとめてみます。

まとめ

• 自信とは自分との信頼関係である。
• 自分の中にはもう一人の自分がいる。
• 自分と信頼関係を築くためには、自分を批判せずに好意的に接することと、自分との約束を守ること。
• やりたくないことがあればやめる！
• すぐにやめることが難しいのなら、それをやめることができるような計画を立て実行する。もしくは、楽しむことはできないか？と考えてみる。

と、こんな感じになります。

自分に好意的に接して、感情を尊重してあげるというのは、一言で言うと「自分を愛する」ということだと思います。

自分を愛することによって自分との信頼関係は築かれ、自信が湧いてくるようになるんですね。

もしあなたが自分に自信がないと感じているなら、もっと自分を愛してみましょう。